雑巾掛け

空手道武現塾の石塚克宏です。

スポーツクラブなんかでは会員さんに掃除なんかはやらせません。しかし、武道の道場ではやって貰います。使わせて頂いた場所に感謝を込めて綺麗にする。武道を志している者には当たり前の事です。日本人だったら理解出来るでしょうが武道をやっていない外国人はなぜ、金を払っている方が掃除を?と思うかもしれませんね。

道場生に20年前の高校生は最近の高校生とでは体の線が細くなっていないか?聞く事があります。スラーとしてカッコいいと思いますが身体能力はどうなのか?と言う事です。和式トイレが無くなりつつありますし稲毛駅なんかも10年位まえにエレベーターが付き殆どの人は階段を昇らなくなって来てます。加えて家の中ではリモコンだらけ。体力の低下、メタボ、先には医療費の増加が心配です。

雑巾掛けに話を戻しますが一般部の河野太郎君が小学校4年生くらいの時に学校での掃除は写真のような雑巾掛け。しかし、1人がつんのめって転び、前歯を折ってしまったそうです。学校側の対策はワイパー拭き。雑巾を床に置いて片手で左右に拭いて後退して行く、というあのスタイルですね。私はそれではダメだと思います。まずは力が入らん、だから綺麗にならん。加えて足腰が鍛えられん、と思うのですが…。また、公園では色々な遊びが禁止になり、これまた体力の低下。そのように生活習慣や環境が変わって来てますが武現塾では空手道の稽古を通じて少しでも体を動かして強さを手に入れて欲しいと願っております。