脱力する重要性

空手道武現塾の石塚克宏です。

今日は幕張コミュニティーセンターでの少年空手教室から。

久し振りに19名の大人数。こうなるとちょっと目が届きにくくなりますな。やはり、そんな時にはガサツに力任せにやっているヤツらから「痛~い! ううう・・・・。」と”(-“”-)” やれやれです。最も人数が少なくとも打撃性の競技では一瞬の出来事ですので止めようがないのですけどね。例えば普段から言っていてやってはいけないような危険な防御を子供はやります。中段回し蹴りを両方の手の平で受けようとする凄まじい間違った事を平気でやるのですから「あ」とか「やめろ!」と言った所で間に合いません。突き指くらいで済むならマシです。本当に困ったもんです(-。-)y-゜゜゜

さて、一般部。武田さん、栗山さん、前田さんの参加。オッサン達は体が重いけどそんな凄い間違いはしませんので少しは安心です。ですが、身体が固く重い…。そこで今回のタイトルの脱力です。と言ってもグデーとソファに寝そべるようにするのではありません。軸を形成し力を入れる所には入れて他の箇所には力を入れないのです。全身に力を入れる方が簡単です。ですがそれでは動けません。構えているだけでも厳密に言えば脊柱起立筋を始めとする筋肉群が動員され姿勢が維持されてます。ですので最低限の力は必要です。余計な箇所の力を抜くのが難しいのです。余計な箇所に力が入るとどうなるか?車で例えるならブレーキを踏んだ状態でアクセルを踏んで進もうとしているのと同じです。ですからそのブレーキを外す、つまり脱力をする必要があるのです。今日は少しだけ試してみました。本人たちは気が付いたか分かりませんがミットを持っていてかなり違いましたね。これを組手でも活かして欲しいと思います。また、マススパーがそのままガチスパーになります。マススパーとガチスパーが違うフォームでは行けないのです。同じフォームなのです。これはウエイト・トレーニングでも同じです。軽い重量でも重い重量でも同じフォーム、同じリズムなのです。空手もウエイト・トレーニングもこの点は同じですね。いかに脱力するか?これが課題です。

軸は崩さず、出来る限り脱力。これを念頭に置いてやって行きましょう~。