熱中症と水中毒

空手道武現塾の石塚克宏です。道場生の方々へはメールでもお伝えしましたが夏の水分補給についてです。

夏バテ防止に

この時期は騒がれておりますが熱中症にご用心下さい。

世の中でこれだけ水分補給と塩分が必要と言われているのに塩分を入れて無い水やお茶だけの道場生がいるのです。すると何人かの少年部のお母さんから勉強になりました、とのご連絡。皆さんはご存じでしょうが念の為に書きます。

①汗をダラダラかいている時の水分補給は塩分を加えた飲み物を。正確には0.2%。つまり1ℓで約2gですね。
②出来たら①に加えて糖分を。これは0.4%入れると更に吸収率が高くなります。1ℓで約4gです。
※汗をダラダラかいている時にいくら水やお茶だけ、塩分を含まない物を飲んでも「水中毒」になり死亡の危険性があります。

写真は私が自宅で500ccのペットボトルに入れるモンゴル岩塩(岩塩の方が味がまろやかでしょっぱく無くて少年部の子供も喜んで飲みます。普通の塩だと子供はしょっぱいと言って飲みません)と赤糖(サトウキビ糖)です。これをお茶や水に混ぜます。岩塩1g、赤糖2gです。写真のスプーン1杯で岩塩1gです。1gって結構あるでしょう?塩分の取り過ぎ?いえいえ、あくまでも玉のような汗をかいている時に塩分は必要です。汗から塩分が出て行ってますから。しかし、事務仕事などしている時など通常時、塩分は必要ありません。
面倒臭いと思う人は塩一つまみだけでもOKです。岩塩はスーパーで数百円で売ってます。

あと、スポーツドリンクでは飲みにくい場合は薄めた方が吸収率が高くなると武現塾道場生でもあるドクターから聞きました。

最後にこまめに水分補給とありますがある研究によりますと体重1キロに対して2ccを20分おき。つまり私は体重が約70キロですので140㏄を20分間隔で摂るとの事ですね。面倒だと言う人は30分にコップ1杯くらいで良いと思います。しかし、稽古中はそれだけの量では絶対不足します。その時に応じて加減して下さい。是非、お試し下さい。