千葉市で空手を学ぶなら——良い意味で痛さに慣れて行く空手道 | 空手 千葉市
空手道武現塾 健心会(千葉市) 代表 石塚克宏
千葉市で空手道場をお探しの方、また道場生・保護者の皆様、こんにちは。
空手道武現塾(千葉市)・健心会の石塚克宏です。
今回は、空手の稽古や試合の中で避けて通れない 「打撃による痛さ」 をテーマに、千葉市で長年空手を指導してきた立場から詳しくお話ししたいと思います。
空手の稽古には技術と礼儀だけでなく、痛さと向き合い、心を鍛えるという側面があります。
このコラムを通して、「痛さをどう理解し、どう成長に変えていくか」をお伝えできればと思います。
- 1. 空手における「痛さの意味」とは?
- 2. なぜ痛さは避けられないのか?
- 2.1. ★空手では、痛さに「段階的に慣れる」指導をする
- 3. 子供と大人では痛さへの向き合い方が違う
- 3.1. ●大人
- 3.2. ●子供
- 3.3. ●続ければ、必ず「痛さのコントロール」が身につく
- 4. 武現塾の指導方針:痛さを段階的に慣らす稽古
- 4.1. それは「無理をさせないが、甘やかさない」こと。
- 5. 痛さに慣れると「日常の怪我」にも強くなる
- 6. 他のスポーツでも活きる「痛さへの耐性」
- 7. 試合では「表情を変えない」ことが勝敗を左右する
- 8. 上級者は「痛さ」ではなく「効く攻撃」を判断する
- 9. 我慢の積み重ねが「本当の強さ」を育てる
- 10. 千葉市で空手を始めるなら「痛さとの向き合い方」を知ることが大切
- 11. まとめ
空手における「痛さの意味」とは?
「空手 千葉市」で検索される方からもよくお問い合わせいただくのが、
「空手って痛いんですか?」
という質問です。
結論から言えば、まったく痛くない空手は存在しません。
空手は打撃系の武道であり、突き・蹴り・受けの中で多少の痛みが伴います。しかし、誤解してほしくないのは、
- 無闇に痛い思いをさせる
- 怪我をしても気にせず続けさせる
といったものでは決してないということです。
痛さとは、あくまでも 身体の成長や精神の成長と密接に関わる「経験値」 なのです。
なぜ痛さは避けられないのか?
空手だけではありません。
柔道、レスリング、剣道、ボクシングなど、多くの武道・格闘技には痛さがあります。
- 柔道:背中から畳に落ちれば咳き込むほど痛い
- レスリング:固いマットに叩きつけられる衝撃
- 剣道:防具の無い箇所、隙間にヒットすると強烈に痛い
- ボクシング・フルコンタクト空手:打撃そのものの衝撃がある
- 寸止め空手でも、慣れないうちは、相手の突きや蹴りを捌く時、防御した腕が痛い
つまり、
痛さを避けるという考えは、武道、格闘技の本質から離れてしまう。
ということです。
ただし、ここが重要です。
★空手では、痛さに「段階的に慣れる」指導をする
痛さは経験でコントロールできるようになります。
最初は痛みレベル3でもつらかったものが、続けることで5も平気になり、8、9でも表情を変えずに耐えられるようになります。
これが「痛さの鍛錬」であり、「精神力の鍛錬」なのです。
子供と大人では痛さへの向き合い方が違う
●大人
大人は「我慢しよう」という意思を働かせられます。
だから初期段階でも痛さをある程度コントロールできます。
●子供
子供はそうはいきません。
特に、普段から親に守ってもらっている子ほど
- 痛い
- 怖い
- 泣けば誰かが助けてくれる
という経験が染みついています。
だから、軽い衝撃でも涙が出ることがあります。
ヘッドガード越しでもショックで泣き出す子は珍しくありません。
しかし、それも経験の一つです。

●続ければ、必ず「痛さのコントロール」が身につく
子供でも、稽古・試合を重ねると驚くほど成長します。
数か月前まで泣いていた子が、今では強い打撃を受けても平然としている。
そんな場面を私は何度も見てきました。
武現塾の指導方針:痛さを段階的に慣らす稽古
千葉市の空手道場として、武現塾が常に大切にしていることがあります。
それは「無理をさせないが、甘やかさない」こと。
- いきなり強い打撃はしない
- 痛さに徐々に慣らす
- できたら褒める
- 怯んでも否定しない
こうして、安心して成長できる環境を作っています。
だから、武現塾では
- 大怪我は極めて少ない
- 痛さへの耐性は自然と身につく
- 子供たちがのびのびと空手を続けている
という状態になっています。
この指導方針は「痛さを通して心身を鍛える」という空手の原点に沿ったものです。
痛さに慣れると「日常の怪我」にも強くなる
空手を続けている子供は、普段の生活の中でも痛さに強くなります。
- ちょっと転んでも泣かない
- ぶつけても気にしない
- 小さな怪我に動じなくなる
これは決して乱暴な性格になるという意味ではありません。
むしろ、心の軸が太くなるのです。

他のスポーツでも活きる「痛さへの耐性」
痛さに強くなると、他のスポーツでも圧倒的に有利になります。
- サッカー:ショルダータックル、スネの接触でも踏ん張れる
- 陸上:1500mなどのスタート時の肘同士の接触に動じない
- バスケット:接触プレーに負けない
- ラグビー・アメフト:当たりの強さが違う
空手で身についた痛さの経験値は、そのまま「身体の強さ」「心の強さ」になります。
千葉市のスポーツ少年団の保護者からも「空手をやってから強くなった」と聞いた事があります。

試合では「表情を変えない」ことが勝敗を左右する
空手の試合で弱みを見せると、相手は必ずそこを狙ってきます。
- 痛い顔をした
- 身体を丸めた
- 一瞬怯んだ
これらはすべて「隙」になります。
逆に、効いていても表情を変えなければ相手の攻撃を抑制できます。
ムエタイのプロ選手などは強烈な打撃を貰うとニーと笑います。これは効いているのですが、これは理にかなって凄く良いのです。
これはまさに「痛さをコントロールする技術」です。

上級者は「痛さ」ではなく「効く攻撃」を判断する
黒帯の選手になると、痛いかどうかではなく
- どれが本当に効いたか
- どう守るべきか
- どこに反撃するか
といった戦術的判断ができるようになります。
痛さに耐える力があるからこそ、冷静に戦えるのです。
我慢の積み重ねが「本当の強さ」を育てる
結局、私が最も伝えたいことはこれです。
痛くても、辛くても、我慢できる範囲は我慢しよう。
もちろん大怪我は別です。そこはしっかり対応します。
しかし、
痛さに負けず一歩踏み出す経験を積み重ねることで、
子供も大人も「折れない心」を手に入れます。
この心の強さこそ、空手の稽古が与えてくれる最大の財産です。

千葉市で空手を始めるなら「痛さとの向き合い方」を知ることが大切
千葉市には多くの空手道場がありますが、武現塾は
- 痛さに段階的に慣れる指導
- 怖さを克服する心の育成
- 他のスポーツにも活きる強さの獲得
を大切にしている道場です。
「強くなりたい」
「子供に強くなってほしい」
「痛さに負けない心を育てたい」
という保護者の方は、ぜひ一度見学や体験に越させてください。
興味を持っている本人が読んでいるようでしたら、是非来て下さい。
まとめ
空手には痛さが伴います。しかしこれは避けるべきものではなく、成長のための大切な経験です。
- 痛さに慣れる
- コントロールできるようになる
- 試合にも日常にも活きる
- 心が強くなる
これが空手の魅力であり、武現塾が大切にしている指導なのです。
千葉市で空手を始めたい方、もっと強くなりたい方は、ぜひ武現塾で一緒に稽古しましょう。


