空手道武現塾の石塚克宏です。
今日は穴川コミュニティーセンターでの少年空手教室から。
寒さも本格的になって来ました。最初のランニングは半強制的に上着は着用させて暖かい恰好で行います。但し、体育館でやる場合は素足。そして、我慢できなくなったら上履きOKにしております。エアコンがある所で寒いから直ぐに暖房、暑いから直ぐに冷房ではこらえ性が無くなります。空手道を習っている一つの理由は精神力を強くするはずです。ここはエアコンが無いので必然的に我慢せねばなりません。素足に関しても出来る範囲で我慢させます。けど、体が温まらない子は基本稽古や移動稽古でも上着着用にさせます。
なぜ、上着を着させるかは体幹部(内臓)の体温を上げる為です。体の中が冷えると末端(手足)が冷たくなります。ですので体幹部を温めてから行います。私も20歳代の頃、故郷で冬の稽古時はそのようにやった事があります。外は-10度。暖房の無い小学校の体育館。子供と交じってダウン着用して体育館をランニング。けど、素足。当時はそれで何とも無かったです。まあ、20歳代だもんね(^_-)-☆
さて、タイトルの件。もしかして、以前も書いたかもしれません。
旧武現塾道場の下は池田電気工事店でした。そこの社長がご健在だった頃に私に話してくれました。
社長 「石塚君、俺達職人に仕事を依頼して値切ってはいけないよ。」
私 「何ですか? 普通に「安くやって下さい。」って言ってしまいそうですけどね。」
社長「この前、茂原で仕事の依頼があったんだよ。そこで見積もりを出したんだ。20万円でね。そしたら、そこの人は「高いね~、他の所はもっと安かったよ。18万円だったよ。」と言うもんだから、じゃあ見積もりをやり直します、と言って16万円で出したんだ。」
私 「そしたら、そこの人は喜んだでしょう。」
社長「うん、喜んだよ。ただ、喜んでいるのは本人だけ。それも今だけ。」
私「?」
社長「俺達は慈善事業者では無いんだよ。儲けを出さなくてはならないんだよ。だから、本来は直径30mmの電線を使う所を10mmにしたり、5mmにしたりして節約するんだ。そうすると本来は30年は耐久力があるはずなのに10年、5年の耐久力になってしまうんだよ。だって、仕方ないだもん。客が安くしてくれって言うもんだから。」
う~む。確かにそりゃ、そうだ。安いのには理由があるもんですね。全ての事に共通します。
けど、もっと怖いのが20万円の見積もりを出しておいて16万円の材料で仕事をする悪徳業者ですね、と話をした記憶があります。
だから、信頼出来る人からの紹介や長年付き合っている信用できる人での仕事が一番となるのでしょうね。そんな訳で私は人と人の付き合いを大事にしています。基本的に道場関係者での付き合いです。けど、値切りません。「ボラない程度に儲けてくれ。けど、手を抜いたらただじゃおかねぇぞ!ローキック思いっきり蹴るぞ!」とか脅しをかける事もしません(^_-)-☆ やっぱり、月並みですが信用第一ですね。信用はお金で買えませんからね。
私も皆さんに信用、信頼されるよう今後も気合い入れて頑張ろうと思います。