4スタンス理論が各スポーツ紙で紹介!

空手道武現塾の石塚克宏です。今日は稽古がお休み。

私は身体操作理論、レッシュ理論(4スタンス理論)を学んでマスター級トレーナーの資格を取得しております。まだまだ勉強中ですけどね。

その4スタンス理論が本日の各スポーツ紙で紹介されました。

4スタンス理論とは人の基本的な動きは4つある、というものです。提唱者の廣戸先生はオリンピック強化スタッフにもなっています。

その4スタンス理論を空手に落とし込んで教えていますが4スタンス理論は魔法ではありません。知っていると遠回りしなくて良いとか、身体がスムーズに動いてちょっとお得だな、身体に負担が掛かりにくく怪我をかなり防げるという感じです。


当たり前ですがタイプとか関係なく基本的な事が出来ていないと成長は望めません。例えば中段突きをする時に頭がぶれる、とか防御の際に中段回し蹴りを両方の手の平で受けるとかはどのタイプでもやってはいけない事です。少年部には基本的な事を教えて行きます。上級生など考える力も出てきた子や一般部の人にはタイプをチェックして引き算的に教えます。4スタンス理論とは最初に教える時に「こうしなければならない。」ではありません。「その動きはあなたには合っていないので止めた方が良い。」と言う感じです。

先週の金曜日の一般部に志村 リョウ君が稽古していて相談されました。部活の友達に言われたそうです。「お前のスクワットは間違っている。お尻を後ろに突き出すようにして胸を張ってしゃがんでやるのが正しいスクワットなんだ。」と。まあ、スポーツクラブなどで正しいスクワットと言われているフォームですね。このフォームは厳密に言うとA2タイプのスクワット。

志村君はBタイプ。厳密にはB1タイプっぽいです。パワーリフティングの74キロ級の世界チャンピオンのオレッグ選手(スクワットの記録は365㎏)と同じタイプです。ですので自然とオレッグ選手と似たようなスクワットフォームになります(志村君の友達に言わせれば間違ったフォーム)。そこで膝を前に出し過ぎないように、など基本的な事を教えて友達の言うフォームは無視するように伝えました。恐らく、経験の浅い先生や指導者は同じ過ち、つまり型にキッチリはめ込んだ一つのフォームを教える可能性があると思います。

フォームを教える時は全タイプ共通の絶対的な基本的な事を教えて本人のやりやすいようにやらせるのが最初は良いと思います。一流の人ほど自分の身体に敏感です。このフォームがやり易い、これは気持ちが悪い、このフォームはケガするな、とかを感じて自分のフォームを作り上げて行きます。
まずは基本的な稽古。野球で言えばバットの素振りシャドーピッチング。空手だったら基本稽古などの空蹴りやランニング。出来る事は色々とあると思います。頑張りましょう~(^^♪