空手道武現塾の石塚克宏です。
今日は稲毛駅前のスタジオアドバンスの一般部の稽古。
今日は珍しく私を含めて3人での稽古。ちょっと寂しいですがしっかりと汗を流せて良い稽古が出来ました。
左、武田さん。右、飯尾さん。4スタンス理論で言う所のパラレルタイプの二人の構え。
飯尾さんの前蹴り。本気でやったら恐ろしい破壊力があります。
武田さんの中段回し蹴り。顔面パンチの間合いでの稽古です。
さて、タイトルの協応の件です。昨日のマスター級の座学で初めて聞いた日本語です。飯尾さんも50年の人生で初めてだと。下記が辞書に載っていたのをコピーしました。
「身体の各部分が統一した一つの運動・動作をつくりあげること。身体は手足などいろいろな部分から成り,それぞれの部分も各種の筋肉などから構成されているが,これら身体の各部分はある目的のために,同時に全体として調和のとれた動きをつくっている。たとえば両眼は,それぞれ別の働きをするのではなく,一つの知覚像をつくるために調整される。」
「協応動作とは、二つの器官や機能が連動する動作のこと。目と手の協応動作は、周辺視野でとらえたものにすばやく反応することをいいます(例:もぐらたたき)。右手と左手、目と手など、ふたつの動作を同時に使う協応動作は、子どもにとっては難し い。」
『複数の器官や機能が互いにかみあってはたらくこと。 「目と手の-」 「感覚と運動の-」 』などなど。
何でこんな難しい言葉を使うのか?それは今までは連動性とか連鎖とか言っていた表現ですと各部位を区切って動かそうとする人がいるそうです。例えばスクワット。周りから見ると股関節と膝のロックをほぼ同時に解除してしゃがみますが厳密には一瞬、どちらかのロックが先に外れます(タイプによって違います)。私の場合は股関節のロック解除が先です。ですがそれを説明すると意識し過ぎてしまい、ぎこち無くなってしまいます。最初にお尻を突き出すように股関節のロックを解除してから膝を曲げる、と言う具合に。2段階のスクワットになってしまいます。しかし、実際にはそんな事はしません。ほぼ同時にロック解除して滑らかなスクワットを行います。ですのでそのような人を防ぐ為に協応と言う言葉を使う事になったそうです。武現塾関東本部でも「協応」を使おうと思います。ですが、みんな分からないだろうなぁ~。勿論、少年分には使いません。
けど、一般部では「連動」から「協応」です。皆さん、覚えて下さいね~。