空手道武現塾の石塚克宏です。
今日はJR稲毛駅前のスタジオアドバンスでの午前稽古。一般部です。
参加者は土井君、白石君、レイ君、コウタ君、アレク君です。
基本稽古、移動稽古と進みキックミット。レイ君が部活で肩を痛めてるのでミット持ちが出来ません。ミットを持てないと言う点では私と同じ。お互いにビッグミットを持ち、下段回し蹴りの蹴り込み。
そして、組手稽古。
4、5月、おじさん達はグローブ組手。
奥の組、レイ君とアレク君。
アレク君は強い打撃を貰うとプツンとキレます。闘争心をムキ出しにします。格闘技ですし、我々おじさんや実力が上のレイ君だけにキレるので、それ自体、今の段階では良い事なのですが自分でコントロールが効かないのです。反則部位(側頭部など)でも殴ってしまいます。時間になって、私が「止め!」と言っても攻撃をし続け、レイ君にヘッドロックで押さえられました。
こんな感じです。
その後、興奮が収まらず離れても蹴ろうとしたので私が胸を押さえて2人の距離を離させ、空振り。それでも収まらずサポーターを投げつけようとします。これまた、私が振りかぶった腕を掴んで制止。ストレスの行き場が無くなったアレク君はロシア語で何かを言っています。私は「日本語で言え、それでは伝わらない。」と言ったらノートに殴り書き。何でも「僕の髪を引っ張った。」との事。そのような事実は無く、恐らくヘッドロックをした時に髪が引っ張られた事を言ってるのだろう、となりました。
稽古終了後にアレク君、レイ君、コウタ君を交えて丹田呼吸をさせて落ち着かせた後、話をしました。アレク君は、「余り覚えて無いが、下段回し蹴りを貰って頭に来た。」と言う内容でした。私は言いました。「レイは反則をした訳では無い。側頭部を殴ったり、サポーターを投げつけようとしたらダメだ。コントロールしろ!」と諭しました。キレてもコントロールが出来れば良いのですが、これでは日常生活で喧嘩になって、気がついたら相手が死んでました、では洒落になりません。
それにしても、レイ君は冷静です。私がレイ君の立場で若い時だったら、ヘッドロックした時点で首投げをし、思いっきり体重を乗せて床に叩き付けてました。レイ君が冷静で、優しくて良かったね。
実は組手稽古の下段回し蹴りの約束組手で白石君がグローブでアレク君の太ももを叩いたのです。私も見てましたが、決して強い打撃でもありませんし、「しっかりガードしろよ!」と言う意味合いがある攻撃でした。振りも大きくガードしやすかったですからね。しかも、蹴るより痛く無いです。それでも大袈裟と言えるほどに倒れてました。それが、布石になったのでは?とおじさん達で話してました。
どのような理由にせよ、みんな、熱くなってもコントロールはしようね。